住民福祉の充実

森國久が急死する1961(昭和36)年のことですが、龍ヶ岳町が発行していた公民館報『竜ヶ岳』の新年号(第69号)は、その第Ⅰ面記事で龍ヶ岳町が独自の「福祉三条例」を施行する、と報じました。見出しは「町の福祉三法とはー町民に贈る新春プレゼント」。

この条例は、全国に前例のないもので、国の福祉制度の適用対象から漏れている人々を救済することをねらいとするものです。この「福祉条例」は当時、画期的な福祉立法として内外で注目を浴び、全国的なニュースとして取り上げられました。